先日、九州からはるばる徳島まで「遠憶」を見に来てくれた方がいました。
きっかけは、ある日届いた一通のメッセージでした。
公式サイトのお問い合わせフォームから連絡をくださったのは、大分県で開催されている地域づくりアート人材育成セミナー『芸術起業塾/Artpreneurs Academy』に参加している女性。
「課題発表の題材として「遠憶」を取材したいので、徳島へ行ってもよいでしょうか?」という内容。突然のご連絡にびっくりしました。
連絡をくれたのは、福岡で演劇的パフォーマンスユニット 「puyey」 を主宰している高野桂子さん。
舞台や身体表現を中心に活動されているアーティストの方です。
そのセミナーの課題は、少しユニークなものでした。
「自分の地縁のない場所で、自分の生業とはまったく異なる分野を対象にし、必ず現地を訪問すること」。
そしてもうひとつ、
〈その取り組みが、自分にとって/その地域や業界にとって/社会や世界にとって、どのような点が“グッド”なのかを、わかりやすく説明する〉
というテーマが設定されていたそうです。
高野さんは、さまざまな分野を調べる中でアンテナを張りながら、
「宗教」「祈り」「プロダクト」といった言葉で検索を重ねていたそうです。
その検索の途中で見つけたのが、「遠憶」でした。
宗教にとらわれない祈りのかたち。
徳島の木工職人が無垢材で創り上げた小さな供養箱。
そして、工芸としての価値を持つ祈りの道具。
工芸・無宗教・供養という少し珍しい組み合わせのテーマに興味を持ってくださり、実際に現地で見てみたいと思ってくださったのです。
先日、高野さんはパートナーの真澄さんと一緒に徳島まで足を運んでくださいました。
「遠憶 祈りの小箱」を実際に手に取って見ていただき、製造をお願いしている山口木工さんの工房を見学したり、「遠憶」のロゴやプロダクトをデザインしたデザイナーの中張陽子さんに会っていただきました。
高野さんは、「宗教」「祈り」「プロダクト」という言葉から「遠憶」に辿り着いたというお話でした。
「ネットで発信していると、どこかで誰かが見つけてくれるのだなぁ!」とあらためて感じた出来事でした。
そのときの様子や感じたことを、高野さんが note に書いてくださいました。
よかったらお読みくださいね。